歯科医師にインタビュー
日清オイリオグループは、高齢者と同居している家族や介護をしている人を対象に、日常的な口腔ケアの必要性など、歯科医師の視点から在宅介護の現場で役立つ情報を紹介している。
口腔ケアは、歯磨きをすることで虫歯や歯周病予防を行うと思われがち。しかし、唾液分泌の促進や誤嚥性肺炎の予防、食べる機能・話す機能の維持など、全身の健康状態を守るためにとても重要な役割を果たしているとし、近年、在宅歯科医療の重要性が高まりをみせているという。
口腔ケアのカテゴリー
口腔ケアには、「口腔衛生」、「口腔機能」、「口腔環境」3つのカテゴリーがある。「口腔衛生」を保つためには、歯磨きをはじめ、デンタルフロスを使用するなど、まずは歯垢を除去することが大切だ。
「口腔機能」とは、「食べこぼしがふえた」「義歯をうまく扱えなくなった」など、高齢者本人も気付かないことが多いことから、周囲の気付きが重要なポイントとなり、認知機能低下を発見するきっかけにもつながる。
また、「口腔環境」の維持・回復には保湿を行い、乾燥を防ぐことがとても重要だとし、上記3種類の口腔ケアには、専門的なケアも組み合わせて進めていくことが望ましいという。
在宅歯科医療をぜひ利用して
日清オイリオグループは、トロミ調整食品などの高齢者・介護対応食品を製造・販売している。
要介護高齢者の場合、脱水と低栄養は死活問題。「食べられる口をつくる」ため、在宅歯科医療を上手に利用して口腔ケアを行うことが、楽しみや生きがいにつながると位置づけている。
(画像はニュースレターより)
▼外部リンク
日清オイリオ ニュースレター
http://www.nisshin-oillio.com/goods/support/pdf/letter_5.pdf